この前さ、いつものサービスエリアで自販機の前に立って、ふと思ったのよ。
いつもどおり微糖の缶コーヒーに手を伸ばしかけて手が止まったの。
「……俺、缶コーヒーに年間いくら使ってんだ?」って。
トラック乗りになって20年。毎日のように缶コーヒー買ってきた。
休憩のおともだし、眠気覚ましだし、もはや相棒みたいなもんだ。
でもさ、1回も「年間トータルでいくら?」って考えたことがなかったんだよな。
で、その場でスマホの電卓を叩いてみた。
……いや、マジかよって声が出た。
まあ缶コーヒーでも飲みながら聞いてくれよ。

この記事を書いた人
長距離トラック歴20年。中卒だけど、なぜかFP2級を持ってる変わり者。
缶コーヒー片手に「え、なにそれ?」と気になったことを調べて「へぇ〜!」を届けるブログを運営中。
むずかしいことをかんたんに、後輩に話すノリで書いてます。
缶コーヒー1日1本、年間でいくらになるのか計算してみた
結論から言うぞ。缶コーヒー1日1本、年間で約54,750円だ。
「え、5万超え?」って思ったでしょ。俺もそう思った。
1本150円×365日=54,750円という現実
計算はめちゃくちゃシンプルだ。
自販機の缶コーヒー、今は1本だいたい150円くらい。
150円×365日=54,750円。
年間で約5.5万円。月にすると約4,500円。
1回150円って「まあ、そんなもんだろ」って思う金額だよな。でも365日積み重なると、5万円を軽く超えてくる。
10年で約55万円、20年で約110万円のインパクト
ここからがさらにビックリなんだけどさ。
10年続けたら、54,750円×10年=約55万円。
20年なら、54,750円×20年=約110万円。
ここがビックリ
20年分の缶コーヒー代、約110万円。これ、ちょっとした中古車が買える金額だ。俺、20年間トラックに乗りながら、自販機に中古車1台分を投入してたことになる。後輩に話したら、あいつも缶コーヒー吹き出してたよ。
いやね、缶コーヒーが悪いって言いたいわけじゃないんだ。
20年前は缶コーヒーも、もうちょっと安かったし、ここまではいってないかもしれない。
ただ、「知らないうちにかなりの金額になってた」っていう事実に、俺は自販機の前でちょっと固まったわけよ。
この「チリツモ出費」にはちゃんと名前がある——ラテマネーとは
で、気になって調べてみたら、こういう「小さな出費の積み重ね」には、ちゃんと名前がついてた。
「ラテマネー」 っていうんだ。
アメリカの資産アドバイザーが名づけた「ラテマネー」の意味
ラテマネーっていうのは、アメリカの資産アドバイザー、デヴィッド・バック氏が『オートマチック・ミリオネア』って著書で提唱した考え方らしい。
もともとは「毎日なんとなく買うカフェラテ1杯」がモデル。
1回の金額は小さいんだけど、毎日・毎週くり返すうちに、気づかないまま家計をじわじわ圧迫する出費のことを指す。
缶コーヒーだけじゃない。コンビニのちょこっと買い、ペットボトルのお茶、アプリの課金、ATMの手数料……。
「まあいっか」で済ませてる小さな出費は、ぜんぶラテマネーの仲間だ。
毎朝コンビニでちょこっと500円買えば、月に約10,000円、年間で約12万円。
缶コーヒーどころか、コンビニ通いだともっとすごいことになるわけだ。
日本人のラテマネーは月平均13,572円、年間で約16万円
いや、俺も知らなかったんだけどさ。
スマートバンクってとこが実施した調査によると、日本人のラテマネーは1か月あたり平均13,572円。年間に換算すると約162,864円になるそうだ。
年間16万円超って、けっこうな金額だよ。
缶コーヒー代の約5.5万円も、その一部にすぎないってことだ。
もちろん、サンプルがアプリユーザーに限定された調査だから、すべての人に当てはまるわけじゃない。
でも、「自分のラテマネーはいくらだろう?」って考えるきっかけにはなると思う。
缶コーヒーをやめろって話じゃない——「気づく」ことが大事
ここで大事なことを言っておきたい。
俺は「缶コーヒーをやめろ」って言いたいわけじゃない。
俺自身、缶コーヒーが好きだし、あの自販機の「ガコンッ」って音にどれだけ救われてきたかわからん。
大事なのは、「自分がいくら使っているか知っているかどうか」 だ。
知ったうえで「それでも毎日飲む」って決めるなら、それでいい。
知らずになんとなく使い続けるのと、わかったうえで使うのとでは、ぜんぜん意味がちがうと思うんだよ。
コテツ流「週5本を週3本にする」作戦
俺がやってみたのは、「毎日1本」を「週3本」に減らす作戦だ。
毎日じゃないけど、水筒に家で淹れたコーヒーを持っていく日をつくった。
自販機で買うのは、本当にしんどいときとか、気分転換したいときだけにした。
毎日1本だと月に約4,500円。週3本にすると月に約1,800円。差額は月に約2,700円、年間で約3万円だ。
全部やめなくても、ちょっと減らすだけで年間3万円が浮く。この「ちょっと減らす」がミソだと思ってる。
浮いた月2,500円をNISAのつみたて投資枠に回したらどうなる?
で、ここからがもうひとつの話。
浮いたお金、ただ貯金するだけでもいいんだけど、「もし投資に回したら?」ってのも気になって調べてみた。
2024年1月から始まった新しいNISAっていう制度がある。
かんたんに言うと、投資で得た利益に税金がかからない国の仕組みだ。
つみたて投資枠っていう枠を使えば、毎月コツコツ少額から投資ができる(年間投資上限は120万円、非課税期間は無期限)。
ちょっと豆知識
NISAのつみたて投資枠で、月5,000円を20年間積み立てたとする。年利3%で運用できた場合のシミュレーション結果はこうだ。
- 元本(自分が出したお金):120万円
- 運用収益(増えた分):約44万円
- 合計:約164万円
※年利3%はあくまで仮定であり、実際の運用成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。
月5,000円って、缶コーヒーの本数をちょっと減らして、コンビニのちょこっと買いを少し見直すだけでつくり出せるかもしれない金額だ。
それが20年後に164万円になる「かもしれない」っていうのは、なかなか夢のある話だと思わないか。
複利(ふくり)っていって、運用で増えたお金がさらにお金を生む仕組みが効いてくるんだ。
まあ、俺もまだ勉強中なんだけどな。興味がある人は金融庁の公式サイトを見てみてくれ。
まとめ——まずは「自分のラテマネー」を計算してみてくれ
最後にまとめるぞ。
缶コーヒー1日1本、150円。
年間にすると約54,750円。
10年で約55万円。
20年で約110万円。
毎日なんとなく買っている150円は、長い目で見ると「チリも積もれば山となる」を地で行く金額になる。
こういう小さな出費は「ラテマネー」と呼ばれていて、日本人は平均で月に約13,000円、年間で約16万円を使っているという調査結果もある。
やめろとは言わない。俺も缶コーヒーは好きだし、全部やめるつもりはない。
でも、「自分がいくら使っているか知ること」
ここがスタートラインだと思ってる。
知ったうえで減らすもよし、そのまま楽しむもよし、浮いたお金をNISAで積み立ててみるもよし。
どうするかは自分次第だ。
今日やってみてほしいことがひとつだけある。
スマホのキャッシュレス決済の履歴とか、財布のレシートとかを見返して、「自分のラテマネー」が月にいくらか、ざっくり計算してみてくれ。
俺みたいに、自販機の前でちょっと固まるかもしれんぞ。
参考情報・出典
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